山口茜が3年ぶり2度目の女子シングルス制覇…大堀彩に逆転勝ち 12/3(日) 22:19配信

優勝した山口茜(右)と2位の大堀 ◆バドミントン 全日本総合選手権最終日 ▽女子シングルス決勝 山口 茜2―1大堀 彩(3日、東京・駒沢体育館)
女子シングルス決勝で世界ランク2位の山口茜(20)=再春館製薬所=が大堀彩(21)=トナミ運輸=に2―1で逆転勝ち。3年ぶり2度目の優勝を飾った。
序盤から山口が緩急自在の攻撃でペースをつかんだが、初の決勝進出で日本A代表に内定した大堀もネット際に落とすヘアピンショットで応戦。第1ゲーム(G)は大堀、第2Gは山口が取ると、ファイナルもシーソーゲームを展開。18―17で大堀が一時はリードしたが、最後は山口が強打で攻め抜き21―19で、1時間17分の熱戦に終止符を打った。
1学年時代でジュニア時代の海外遠征では同部屋で過ごすなど、切磋琢磨してきた。2013年ジャパン・オープンを制し、リオ五輪にも出場するなど、国際経験ではリードしている山口は「とても苦しい展開だった。でも最後は向かっていくしかないと思えた。これからも一緒に頑張っていきたい」とたたえた。13年世界ジュニア決勝以来の直接対決で一歩およばなかった大堀も「東京五輪という目標に向かって(山口と)早く同じ土俵に立てるように頑張りたい」と更なる飛躍を誓った。