[Fリーグ]浦安FP稲葉「チームは、かなり良い感じ」(ゲキサカ)

[Fリーグ]浦安FP稲葉「チームは、かなり良い感じ」 ゲキサカ 8月3日(金)17時0分配信
[Fリーグ]浦安FP稲葉「チームは、かなり良い感じ」(ゲキサカ)
写真: Getty Images (ゲキサカ)  7月29日に行われたFリーグ、第6節のバルドラール浦安対名古屋オーシャンズの一戦に、浦安は1−2で敗れた。FP高橋健介、FP星翔太という攻撃の基準点となる日本代表のピヴォを2人も欠きながらも、前半を1−0で折り返すなど、名古屋相手に善戦を見せた。

 その大きな要因が、FP稲葉洸太郎の存在だった。引いて守備ブロックをつくりながら、相手からボールを奪うと一気に速攻に転じる。鋭いカウンターの急先鋒となっていたのが、稲葉だった。実際、前半8分には先制点を挙げている。名古屋のパス回しが続く中、最後尾でボールを持ったFP前純内マティアス・エルナンからボールを奪い取ると、ドリブルでGK川原永光をかわしてシュートを決めた。その後も稲葉は名古屋にとって脅威となった。だが、後半、彼はほとんどの時間をベンチで過ごした。同点ゴール、決勝点を狙いに前に出てくる名古屋相手に、稲葉がいればカウンターが決まるのにと思わせる場面も少なくなかった。前半のうちに負傷をしたのか、そう聞くと彼は否定した。

「違います。脱水状態みたいになって、気分が悪くなっちゃって」と、悔しがり「(試合に向けて)100点満点の生活を送っていたと思うし、試合中もいつも以上に(水を)飲んでいたので、原因は分からないです」と付け加えた。

 この試合、浦安は守備を固めてからのカウンターを狙っているように見えた。これは名古屋にとって驚きったという。FP森岡薫は「これまでの浦安は、自分たちも攻めてきて、そんなに引くことはなかった。試合中に(昨季は期限付き移籍していた)リカルジーニョも『2年前は前から来ていたのに、あれだけ引かれると苦労する』と言っていましたが、先制されて本当に難しい試合になってしまった」と振り返る。

 だが、このプランは浦安がキックオフ時に描いていたものではなかった。「今日も最初は前から行こうとしたんですけど、意外と行き切れずに突破されたので、そういう形になりました」と稲葉は明かす。試合状況に応じて、戦い方を変えて、自分たちの流れをつくり出した。稲葉自身、チームに大きな手ごたえを感じている。

「すごくやっていて楽しいですよ。色々できる選手も多いから、かなり良い感じだと思います。下から上がってきた若い選手も、みんな良くなっている。あとは勝負所でどれだけ頑張れるか、体を張れるかというところだと思う。あるじゃないですか、ベテランはそういうことができるとか。ただ上手いだけではダメなので、チームとしての成熟は必要かなと思います」

 それでも星、高橋が不在の状況でも、リーグ5連覇中の名古屋と互角に戦えたことは自信につながったのではないか。そう聞くと「全然。もともと自信はあったから。今日はオレが体調悪くなって出られなくなったから」と、稲葉は再び否定した。主力を欠いても、名古屋に勝てるチームになっている。そう稲葉は感じているのだ。

 この試合に敗れた浦安は、早くも3敗目を喫してしまった。目標の優勝を達成するためには、これ以上、黒星を重ねるわけにはいかない。4日の第7節で浦安は、湘南ベルマーレ(Fリーグ)と対戦する。元日本代表のベテラン選手の数多くそろった相手との一戦は、少しずつ若返りをはかっているチームの今後を占う試金石となりそうだ。
アスリート画像検索

※1 カタカナは全角、英語は半角で入力した方がヒットしやすいです。
※2 キーワードを複数指定したい場合は半角スペースで区切ってください。
※3 ページ指定は値が大きすぎるとヒットしない場合があります。

0.アスリート写真館TOP

Copyright(C) アスリート写真館 athlete-photos.com 2012 All Rights Reserved